木曜荘

ものかきの日記

2022/05/03

資金

 

予算十三万ほどの製本資金、そのあてにしていたお金が入った。これでいつでもつくりはじめることができる。ただ、もうすこし貯めてからのほうがいいよ、という声と、そんなこと言ってたらはじまらない、あるうちに使ってしまうんだ、という声とがささやきあってて悩む。

 

軽躁?

 

それとは別に、いや関連はしているけれども、すこし体調に変化がある、精神面で。原因の見当たらない苛々を感じたり、生き急ぐような時間の過ごし方をしていたり、これは「軽躁」の症状かもしれない。経験上、そういうときに大きなお金は動かさないほうがいい(十万はぼくにとって大金)。今月のうちに、なんとかこの軽躁状態から脱すれば、予定通り六月には形にできそうだけれど、本当に「躁」とお金は相性が悪いので、慎重に自分を観察しなくてはいけないなと。

なので、しばらくうずうずしたまま、持病観察と、推敲の解熱とをつづけるしかなさそう。それでも時間があくと、ついつい読みはじめてしまうのだけど、なんとかこらえたい。

この焦燥感は非常にうっとうしいので、それをぬぐうためにどんどんことを進めて終わらせてしまう、つまり強引に原因の根をたちきるやりかたは、過去に大小いくつもの失敗を味あわせてくれたので、そうならないようにしたい。そのときはすっきりするかもしれないけれど、だいたいの場合それは取り返しがつかないので。

 

 

習慣

 

毎日5時頃に起きてる。手伝い現場はとおいことが多く、その手伝いがメインになってしまっている今では、起床時間もそちらにあわすほうがいい。自分の仕事はせいぜい30分ほどでつくような個人宅だし、お庭ばかりだから朝早くだとお邪魔になってしまうので、開始もおそい。朝、着替えて道具を車に積んでから、一時間以上のあそびがうまれるのが常態。そこでこうしてブログに日記を書くようになったのだけど、これがまあまあ役に立ってくれてる。

朝は頭がよくまわると言われている。ぼくもそう思う。そうでない日ももちろんあるけど、だいたい夜に考えごとをしても、翌朝にはちがう考えになっていて、朝のほうが健全というか建設的だったり現実的な思考であったりすることが多い気もする。気がするだけで、よくわかってはいないけども。

とにかくそうやって、もろもろのことを考えて、文章にして、という時間が朝にあるのはなんだか贅沢な気もするのだ。そして考え煮込んで、その気分転換的に仕事をはさんで体を動かし、帰ってきてまたすこし考える。夜は適当に考える。あまり決めたりしない。朝のうちに考えて決めて、それを夜に実行するというのはあるけど。

自分のいまの課題がなんなのか、どうしたいのか、どう生きていきたいのか、そういうことに触れる朝がほぼ毎日ある。やっぱりこれは贅沢だな。よい習慣を手に入れたような気がしてうれしい。あとは寝る前の動画あさりの時間を、そろそろ読書に戻してあげたい。またしばらく自分以外の人の文章を読んでいきたいので。

書きはじめたときに止めた泉鏡花からはじめようかな。読みたい本はまだまだ山のようにある。