木曜荘

ものかきの日記

2022/05/12

 

昨夜はなんだか頭がよくまわっていたので、今度の休日にしようと思っていた最後の手直しを終わらせられた。誤字脱字を確認し、語尾や、言い回しをすこし訂正する程度だったけれど、全編とおして一晩で手を入れたので、けっこう疲れた。でもいまが好機と感じて、もろもろのことを後回しにしたのは正解だったと思う。

妻との相談も無事済んで、絵も注文できたし、印刷に進めることに決めた。費用についてはまだやはり心配が残るタイミングではあるけれど、いまの仕事量ならなんとか埋め合わせられるだろうと考え、進めてしまうことにした。あとはそのぶん働くだけだ。

六月には形にしたいという目標が、これで一応達成できそうだ。そのためにあきらめたり妥協したりということはなかった。なんとか細部まで手をつけることができて、本当によかった。あとは出来上がりを見る前に、もう一度自分で印刷して確認する。それは明日以降のお楽しみ。

 

 

 

詞華集

 

しかしこれだけの費用でさえ2年かかってしまうとなると、詞華集を同等の質でだすにはなかなか厳しいものがあるなと思うようになった。できれば、楠・欅と同じデザインで3作目という形で作りたかったけど、ペーパーバックの安価な印刷というのも視野にいれておくべきなのかもしれない。まだ誰も誘ってないのに、皮算用のようで滑稽ではあるけれど、誘うにしてもこちらのほうでは頭のなかですでに形にできていないとまずいだろうと思うのだ。

ちょっといろいろ考え込んでいて、いまはまだここに書くことすらできないほど、とっ散らかっている。ひとつずつ決めていこうと思う。

「欅」入稿後はこれがいちばんのたのしみになるはずなので、まだ急ぐ必要もないし、よく考えよう。よいものをつくっていきたい。

 

今日は樹木葬とよばれる合葬墓の工事初日。今回は豊島区。区画には椿が数本植えられているので、まずはその移植から。当初は抜根する予定だったので、根回しはされていない。枯れずに根付くといいけれど。