木曜荘

ものかきの日記

2022/05/28

昨日は通院だった。昨年一年間くさっていたときに、信じられないほど増えた中性脂肪が、今回の血液検査で1/3ほどまで減ったので、主治医はたいそう褒めてくれた。

尿酸値がやや高めだと毎回言われるが、尿酸値を上げるようなものはほとんど摂っておらず、むしろ下げると言われるものを好んで摂っている話をすると、体質かもしれないと言われた。通風になれば植木屋は続けられないだろうから、今後も気をつけていく。

精神面の相談や報告はほとんどなし。葬儀があったので深いかなしみはあるけれど、「よけいな」鬱症状は発していない。この十年で病とのつきあいかたもうまくなったと感じることが多い。

帰宅して何本か仕事の電話をかけると、やっと「かなしい親族」からいつもの自分に戻れたように感じられた。

 

今日で樹木葬の現場が終わるかもしれない。工期は今日をのぞいてもう一日あるけれど、多分終わらせられると思う。今日植える荷(玉竜)が朝のうちに届けば、だけど。

 

明日は文フリ東京へ行く予定。知り合いの店をまわり、木曜荘の雑誌のヒントになるようなものがないか見て回れたらとおもう。最近の同人誌のつくりは残念ながらあまり好きなものは多くないけれど、そのなかでも趣味嗜好の近いものもあるだろうから、少なからず期待している。どんな本に出会えるか。それからどんな文章に。

 

このごろは「欅」や詞華集の製本費用のことばかり取り憑かれたように考えていたけれど、従兄の葬儀をはさんで一度それらが解体されたように思われる。これはいいことだ。金がない金がないと言ったところで、金はすぐには手元にこないのだから。一度忘れてしまうくらいでもいい。しばらく仕事と節倹と、書くことに専念しようと思う。

木曜荘雑誌は、はじめの予定を取り崩して、来年のあたまごろに作れるようにやっていきたいと思う。今年は「欅」だけでもできれば御の字だろう。まだそこまで焦ることはない。それよりも中身をしっかり書いていこう。