木曜荘

ものかきの日記

2022/08/17

昨日はブログを書く余力も残されていなかった。暑さと、担当した作業の苛酷さゆえだと思う。夕食をとるとあっという間に眠りについた。明け方は三時、五時にそれぞれ目が覚め、そこからは刻むような睡眠になった。

そもそも昨日の起床は四時だった。それからあれこれして、六時から外で活動していたのでそれは寝入るのも早くなるというもの。

 

朝、いつも発生材をもちこんでいるリサイクルセンターがあって、そこの受付嬢のお姉さんが髪をバッサリと切っていたので、かわいい、似合ってますね、と声をかける。暑さも関係あるのかなと思いつつあとにする。

夕方には、いつものガソリンスタンドで、これまたよく接客してくれるお嬢さんがバッサリと髪を切っていた。かっこいいね、よく似合うよ、と声をかける。「暑すぎて…!」という一言に納得。それはそうなるよね。ぼくはこのお嬢さんの、虹のようにころころとかわる髪色が好きだったのだが、しばらく黒髪にしたいらしい。どうでもいい話だけど、ぼくの生活ではちょっとした楽しみだったので。まあいいか。

ぼくもいまは充分に短髪だが、坊主にしたくなる日もある。というか定期的に坊主にはしているのだけど。それですこしでも涼しく感じるならばそうしたいところだ。

 

夜にブログを書く体力の残っていないだろうこと考えて、いま朝のたっぷりと余裕のある時間に書いている。またしばらくは「一日遅れの日記」になるかもしれない。

ここのところ頭をしめているのは、『欅』についていただいたそれぞれの感想、これをひたすら咀嚼することと、もうひとつは店をたたむか否かということ。

金額を稼ぎたいのであれば、いまの現状がもっともよい。自分の仕事をやりながら空いた日に手伝いにいく。でもそれでは「物足りない」という気持ちが芽生えてきている。現状自分の仕事というのは、まだまあまあ残っているが、代理店契約をし主軸にしていたある会社からの裏切りによって、そちらの仕事への情熱が完全になくなってしまった。めんどう、とさえ感じる。それでも会社抜きにして顧客とは数年の付き合いなわけで、それを切ってしまうことは惜しいとも思われ、そのせいもあってか、いつまでもぐずぐずと煮えきらない。

個人事業をはじめるときには迷いはなかった。開業前の、道具をひとつずつ揃えていく楽しみ喜びはまだ記憶にも鮮明にのこっている。そのころは、ぼくが一生やっていける会社なんてない、とそう思っていた。こんな自分を欲しがる会社なんてあるまい、と。だから迷わなかったのかもしれない。いまはひたすら迷っている。よい会社とめぐりあったからだ。問題を抱えていない組織なんて存在しないとしても、それを薄めるほどに魅力のある組織というものはある。ぼくはその組織に片足を突っ込んだ状態なわけだけど、両足とも「えいやっ」と飛び込んでみたく思うのだった。

まだまだ、とうぶん迷うだろうけど、とりあえず遠回しにでもそういう話を社長部長あたりとしてみようかな、と思っている。