木曜荘

ものかきの日記

2023/02/01

今日は植栽のつづき。

先日、設備屋さんが、自分たちの塩ビ管を通すために、すでに植えてある楠の大木の根を切ってしまったことがわかった。設計図に従いつつも、根を避ける方法はいくらでもあったはずだし、そうでなかったとしても勝手に壊していいものではない。頭に来るというより呆れ返ってしまう朝だった。

職人たちは「本当に切っていいのか」と職長に何度も確認したらしいが、職長が「やれ、やれ」とやらせてしまったそうだ。それを見ていた警備員のおじいさんが、今日それを事細かにぼくに教えてくれた。「まったく非常識だよな」と言ってくれて、いくらかすっきりしながら、復旧作業をすすめた。あの楠は枯れてしまうかもしれない。費用は設備屋がもつことになったらしいが、そういう問題でもないのだよな。

その後も別の箇所で、現場監督が「ここにはいつマルチングを施工するのですか」と聞いてきて、ぼくは驚いてしまった。「マルチングもなにも、ここを左官が塗ってくれなければ低木すら植えられませんよ、うちは待ってるんですよ」というと、所長に毎朝のように叱られているその監督は、苦笑いをしてそそくさ逃げていった。呆れることばかりだ。組(ゼネコン)がうまく機能していないと、こうまで現場はひっちゃかめっちゃかになってしまうのだな。そしてその煽りを食らうのはいつも植木屋なのだ。

それでも今日できる仕事を探して、時間いっぱいまで頑張った。この頃はよく働いているからか、週に1kgのペースで体重が減ってきている。移籍してから、いいことばかりだ。この調子であれもこれも継続していきたい。

明日はいつもより少し遅い集合なので、今夜はしっかり勉強をしようと思う。