木曜荘

ものかきの日記

2023/5/10

現場は東雲。Sくんの現場。広大な面積の団地内の植栽管理。屋上緑化が何箇所もあり、どこへ行くにも鍵、タッチキー、南京錠。時間を食ってしかたない。

やりづらさの割には進んだほうだと思う。ぼくが細かくとやかく言うのも、Sくんはすべて受け入れているように見える。必ず成長すると信じている。期待はしない。

夜、そろそろ寝ようかというころにSくんから電話。今日のまずかったところはないか、明日はこうするのがよいか、などの仕事の相談。愚痴ではない、前向きな話ならいくらでも相談にのる。楽しいからだ。後輩の成長は、実に楽しい。

2023/5/9

現場は川崎。遠いが、同僚はみな仲がよいので、往復の車内も苦ではない。何を話したかは忘れる程度の、他愛ない話ばかり。

最近副職をやめて、植木屋一本に絞ったOくんの現場。生き生きと働いていて快かった。プレイヤーに専念してバリバリ作業できた一日。職長を楽しませる、楽にさせる、そういう目標がはっきりと心にあるので、この日は完全勝利と言ってもいい。進捗もよかったようで、Oくんは終日好機嫌だった。よいことだ。

2023/5/8

現場は西新井。このころ、雨が多くて現場は四苦八苦していたように思う。作業不可となってしまう現場もあるためだ。

社長からのエンパワーメントが少しずつはじまったと感じたのもこのあたり。

手始めに勤怠管理のシステムについて色々とやりはじめる。まだ成果は出ていない。

2023/5/7

休日。隣の駅まで遊びにいき、春服を少し買う。それから蕎麦を食べているときに、Sくんから電話が来て、プチパリに呼び出されたので、そのまま電車にのる。

知り合った女性が絵を描いている、プチパリの存在を知ると行きたがっているので連れていきたい、森さんも来てほしい。そんな感じ。

話を聞いてどんな方かすこし心配だったが、ぼく好みの絵だったし、オーナーから渡されたビアズリーの原書に触れてとても喜んでいたので、色々とよかった。

Sくんとオーナーとでワインをあけて、解散。駅前でもう一杯だけと言われてすこし付き合う。仕事の話などをする。

2023/5/6

連休が終わり、また野田を離れて、西新井の現場に戻る。終日芝刈り。

いまコーチを(勝手に)しているSくんと一緒になることがこのごろ多い。ちょっとそそっかしい男なので、細かいことを頻繁に声掛けしていく。自由に動けるときの彼の速度はすごい。その土俵を作ってやればいいだけだ。

2023/5/5

この日も引き続き野田の樹木葬

疲れは溜まっていたが、進捗がよいので作業も頑張れる。樹木葬の各作業も慣れてきたというか、習熟度がすこしずつ上がっていると感じる。もちろん、まだまだであることには違いないが。

世界の解像度が上がっていくことは、実にたのしいことだ。