木曜荘

ものかきの日記

2023/02/07

今日は篠崎で植栽工事、再開。

残りの高木、中木を植える予定だったのだが、またしても変更。タマリュウを植える。植えたあとになって、レベルの変更。全部植え直す。こういうことばかりなので、あそこの工事は捗らないのだろう。色々と勉強になる。

すこし暖かい日がつづく。日中はたくさん汗をかいた。帰って勉強をしているとすこし具合が悪くなってしまった。なんとか夕食をとれたので、早く眠ることにする。明日も早い。残り三日ですべての工程を終えなければいけない。戦争のはじまり。

 

2023/02/06

今日はUR団地で、ひたすら剪定。主に落葉樹、エゴノキ、コナラ、ムクノキ、ハナミズキサルスベリ、モチノキなど。

樹勢の弱りつつあるエゴノキの枯れ枝にのこぎりをいれると、ボロっともろく崩れて折れた。枝の芯に穴が空いていて、なんだろうと覗き込むとかわいいお尻が見えた。熊んばちだった。

かわいい住居に風穴をあけてしまった。困ってしまった。とりあえず見栄えが悪いので、枯れ枝の残りを切除すると、その拍子に中からぽろりとこぼれ落ちてしまった。すると堰を切ったようにぽろり、またぽろりと、次々に熊んばちがこぼれおちてきた。

寒さに動けず、きっとこの蜂たちは死んでしまうだろう。ひどいことをしてしまった。熊んばちはたしか親子で越冬するはず。どれが親なのか、どれが子なのか、見た目にはわからなかったが。なんともいえぬ思いで地におちた蜂の親子をしばし見つめていた。

穴は15cmほど、まっすぐに掘り進められてあり、そこに順番にならんでいるようだった。家族仲良く、身を寄せ合って冬を越そうとしていたのだな、と、その温度を想像してみた。きっと暖かかったことだろう。

仕事を終えて、家に帰る。家がかわらずいつもの場所にあることにほっとする。そしてその幸運に感謝する思いだった。熊んばちの親子のことは、きっと明日には忘れるだろう。けれど、きっと折に触れて思い出したりもするのだろう。ぼくはぼくで、この家を守るために、今日も働き、学ぶのだ。

なにかの間違いでいいから、あの蜂たちがこの冬を越せることを祈る。

暦ではもう春だったか。まだまだ虫たちは眠っているが。

 

2023/02/05

休日。

午前中はのんびり映画鑑賞。昼前に散髪して、上野駅前のキンコーズへ。目的はレンタルPCだったが、一時間待っても空かないので諦めて帰る。来週の日曜に開店待ちで乗り込もう。それまで改めて原稿を見直す時間ができたと考えよう。

曳舟で軽く夕食?昼食?を食べて、プチパリに寄って帰る。カウンターに水木しげるの文庫本が置かれてあって、なんだろうと思って見ていた。なにか微妙な違和のようなものを感じながら。すると書斎主人が、「それは山田花子の蔵書だったそうです」と教えてくれた。とたんにそのなんの変哲もない文庫本がずっしりと重く感じられた。まあ、それだけの話し。「所有」というのは、そういうことなのだろう。

どうも日曜は食べすぎてしまう。一週間で2,3kg痩せて、日曜でもとに戻るを繰り返している。繰り返しつつ、週に1kgずつほど減っているので、まあよしとする。

 

2023/02/04

今週も無事に走り抜けた。団地の片隅、こぼれる暖かな日に咲く木瓜が美しかった。

疲労がたまっていたのか、今朝は珍しく寝坊をした。家を出る十分前に起きたが、遅刻はせずに済んだ。

明日もいろいろと立て込んでいるので、早く眠ることにする。

2023/02/03

今日は植栽。今まで止められていた作業を一気に行う。高木十本ほどをどんどん植えつけていく。建物の方もやっと終わりが見えてきたようで、朝礼に参加する職人の数も減ってきているように見えた。

ナナミノキ、エゴノキ、ソヨゴ、アオダモ、クロモジなど。

他業者の出した廃材や端材のすきまを縫うように作業していく。明日の午前中にまた灌水などをするために入る。そして来週の火曜からは突貫。三日で残りを仕上げてほしいという無茶な要求。チームワークでなんとか乗り切れるといいが。すこしでも貢献できたらいい。

今夜はちょっと早めに休んで、明日の集合時間が遅いので、勉強は朝にしようかな。疲れをとることに専念したい。

 

2023/02/02

今日はUR団地で草刈、地被の手入れ、生垣の刈込など。新人さんに仕事をこなしてもらうために、後衛にまわる。久しぶりなのでおもしろかった。

置場に戻って、明日の植栽工事の準備。仮植しておいた樹木を数本掘りとって、ダンプに積み込む。簡単に説明できるが簡単な作業ではない。一日のおわりに一汗かいて、明日の段取りを話し合って帰宅。

風呂に入って日課をこなしてまたもや図面とにらめっこ。明日から数日、戦争のような忙しさが待っている予定。なので今日もさっさと床につく。

おやすみなさい。よい夜を。

2023/02/01

今日は植栽のつづき。

先日、設備屋さんが、自分たちの塩ビ管を通すために、すでに植えてある楠の大木の根を切ってしまったことがわかった。設計図に従いつつも、根を避ける方法はいくらでもあったはずだし、そうでなかったとしても勝手に壊していいものではない。頭に来るというより呆れ返ってしまう朝だった。

職人たちは「本当に切っていいのか」と職長に何度も確認したらしいが、職長が「やれ、やれ」とやらせてしまったそうだ。それを見ていた警備員のおじいさんが、今日それを事細かにぼくに教えてくれた。「まったく非常識だよな」と言ってくれて、いくらかすっきりしながら、復旧作業をすすめた。あの楠は枯れてしまうかもしれない。費用は設備屋がもつことになったらしいが、そういう問題でもないのだよな。

その後も別の箇所で、現場監督が「ここにはいつマルチングを施工するのですか」と聞いてきて、ぼくは驚いてしまった。「マルチングもなにも、ここを左官が塗ってくれなければ低木すら植えられませんよ、うちは待ってるんですよ」というと、所長に毎朝のように叱られているその監督は、苦笑いをしてそそくさ逃げていった。呆れることばかりだ。組(ゼネコン)がうまく機能していないと、こうまで現場はひっちゃかめっちゃかになってしまうのだな。そしてその煽りを食らうのはいつも植木屋なのだ。

それでも今日できる仕事を探して、時間いっぱいまで頑張った。この頃はよく働いているからか、週に1kgのペースで体重が減ってきている。移籍してから、いいことばかりだ。この調子であれもこれも継続していきたい。

明日はいつもより少し遅い集合なので、今夜はしっかり勉強をしようと思う。