木曜荘

ものかきの日記

2023/05/15

現場は東雲。草刈りなどの管理作業。

好きで面倒を見ている後輩が久しぶりの大遅刻。遅刻グセは治ってきていたが、元請け二社とからむ今日に限って遅刻。しかも同じ現場のぼくにも影響が出たので、一日厳しく対応し、置場に戻ってから、社長と三人でみっちり絞る。

説教は疲れる。気持ちのいいものでもない。期待している人間相手でなければ、とうていできないと感じた。

2023/05/14

いつもどおり早起きして、朝から現場の調査に行く。

帰ってもろもろ仕事を片付けて、執筆の時間。書いているうちに具合が悪くなり、盛大に嘔吐する。朝食まで出し切って、しばらく休む。

色々やりたい休日だったが、半日でダウン。

2023/05/13

現場は深川。広い倉庫のまわりの芝刈り。

植栽にはいろいろと不適な環境で、管理はしづらいが、職長も頑張っていた。日数がこれまた少ないので、精鋭ばかりのチームになった。

草刈り中に右目を負傷する。なにか棘のようなものが入ったらしく、痛んだ。なんとか取り除くことはできたが、そのあと涙が止まらずに、みるみるまぶたが腫れていった。目薬をこれでもかとさして、ほうっておく。夜には腫れもひきはじめていた。

仕事を終えて、急いで帰り、風呂に入って着替えて、またすぐに家をでる。社長と部長と三人で夕食ミーティング。酒は一合だけにおさえて、酔わない程度に楽しみながら、しっかりと話しをする。聞きたいこともあったが、社長の話したいことを優先したいとも思ったので、そうした。とても学びになったし、楽しかった。

6月にとんでもない規模の仕事が待っている。それをぼくか部長に任せたいと言っていたが、部長が「二人で担当したい」と言ってくれたのでそうなりそうだ。あまりの規模に、三人とも気炎万丈といった感じ。ささいないざこざや、ストレスなどどうでもよくなる。勝手にやってくれという感じ。ぼくらにそんな暇はないのだ。

黙ってついてこい。そう言える職人になろうと思う。アナクロかもしれないけれどね。

2023/5/12

現場は東雲。工期が短いので、そろそろと焦りが見え始めるSくん。なんとか抑えて、慌てずひとつずつ進めていくほうがときには早いことを行動で見せてみる。納得していたようでよかった。

今日は誰からも電話のこないようにと願いながら布団にはいる。あっという間に眠りにつく。

2023/5/11

引き続き東雲。終日草刈り。

夜、またべつの同僚から電話があり、一時間ほど相談にのる。人間関係の愚痴である。辟易。だが、それを溜め込んで彼が爆発するのはなにもよい結果をうまないので、こらえて聞く。だからといって、ぼくの立場では強い行動に出られない。葛藤に苦しむ。

上に話を上げれば済むことかもしれないが、こんなことを耳に入れるのも嫌だ。