木曜荘

ものかきの日記

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

2022/07/31一葉記念館

休日。朝から食べすぎるくらい食べた。体重は増えたが、体の求めに応じて徹底的に食べてやった。体重は…明日からまた減るだろうから、まあよし。 事務を片付けて、玄関先で軽トラックの洗車、道具の手入れなどをする。汗だくになってしまい、昼前にシャワー…

七月読書

徳冨蘆花『不如帰』 夏目漱石『文鳥』『夢十夜』『永日小品』 和田芳恵『樋口一葉』 石川順一『LE PETIT PARISIEN』 よなかくん『ぼくのあお5』 ほか、一葉など再読 暑さやもろもろの事情があり、数は読めなかったが、かなりよい体験をした。 本とはなにか…

2022/07/30

今日も雨のような汗をばたばたと落としながら、芝浦で木を剪ってきた。浅草橋の交差点は何度いっても「ん?あ、そうか。まっすぐ行けないのだ」となる。いい加減覚えなさい。 道路の看板には「←本郷」やら「三ノ輪→」など、この頃行きたいと思っているような…

2022/07/29

今日も「暑かった」から始まるのかこの日記は、と思いつつ、やはりその一言から始まる。暑かったのだから仕方ない。現場は渋谷の、「億を超える」マンションだそうな。「住んでる人は人種がちがう」という声を聞いたが、ぼくには同じヒトに見えた。 汗をぼた…

2022/07/28

今日はとくに暑かった。日向での作業が長かった。風もあまり吹かず、なかなかの過酷さであった。水分をいったい何リットルとったかわからない。 夕食をたっぷりお腹にいれて、横になる。昨日と今朝、発送したぼくの本は、それぞれいまどこにあるのだろう。東…

2022/07/27 頒布開始

今日も暑かったが、長袖での作業にも慣れてきた。直射でない分、考えようによってはいろいろといいものかもしれない。夜の体内の熱のこもりかたが違うような気もする。とはいえ日中は滝のような汗ではある。 昨日届いた『欅』を昨夜一晩かけて読み直した。日…

2022/07/26 欅完成

朝から雨の中、ひたすら草刈。ちょっとした問題が発生して、午後は作業ができなくなったが、数時間現場で待機するはめになった。待機中、仲間たちといろいろ話をしたりできたから、まあよしとする。 家に帰ると自分の二冊目の本が届いていた。百冊。これで貯…

2022/07/25

暑かった。おまけに長袖での作業である。へとへと。 帰ってからもしばらく動けず、体を冷やす。それからやっとのことで事務仕事を片付ける。そうしてもう十九時である。やれやれ。 しばらくはこんな日が続く。仕事のないときに助けてくれた会社だから、でき…

2022/07/24

如何ともし難いと思われるような眠気のなかから、なんとか身をおしあげることができたのは、散髪の予約をしていたからだった。五時に起きてまた眠り、九時の約束になんとか間に合い、散髪してもらった。 それから佐倉の城址公園まで足をのばした。 暮らして…

2022/07/23

午後に予定されていたとある会合に出たく思い、朝から仕事に励んだが結局間に合わなかった。そういうことも含めて一期一会なのだろう。 すこし涼しくなったくらいの時間にやっと家を出る。プチパリですこしお喋りをして、このまま帰宅するのも退屈だなと思い…

木曜荘

『欅』の上梓によって貯金はまた底をつく。 生活と、製本以外に金銭を使わない日々が続いている。贅沢を好む性分ではないことが救いといえばいえる。暮らしや仕事のために欠かすことのできない出費、それ以外は財布の紐をきつくしぼっている。本をつくること…

2022/07/21

久々に「良い仕事をした」と感じた。そういう考えはのびしろをみずから奪うようであまり好きではないので、戒めるようにしているけれど、まあそう思ってしまったものは仕方ない。「ま、もっと良くなるけどね」と付け加えて知らん顔しておいた。 現場をあがっ…

2022/07/20

鬱の間にたくわえた疲れが心身から抜けてきている。ここちよく、体がうごくようになってきた。暑いのも楽しめる。 仕事を終えて用事をかたづける。郵便局でスマートレターを買い込む。『欅』を送るためのものだ。早く読んでほしいと思うときもあれば、ずっと…

2022/07/19

昨日までの発生材を朝一番で処分しにいく。 それから現場へ。今日の現場はマンションで、夜勤のために作業の音をたいへん嫌うおじさんがいるので、今回はすべて手作業で行った。作業終盤におじさんが出てきて少しだけ話す。別にどうということもないのだが、…

2022/07/18

今日はコナラの伐採。狭いところで大きくなりすぎたコナラ。 伐採は慣れているが、いつまでたっても好きになれない作業だ。 いや、作業としては好きかもしれないけれど、行為として好きになれない。 都内の狭い庭、住宅街、仕方がないことなのだけれど。 太…

2022/07/17

休日。 朝起きて珈琲を際限なく飲む。 昨日の後片付けをする。雨や泥で汚れた道具の手入れなど。 昼食を済ませてからプチパリへ。 書斎主人の本をやっと手にすることができた。 帰ってニヤニヤしながらアンカットを切る。 さくさくと切れる紙の感触が心地よ…

2022/07/16

今日も雨。梅雨明けのあとの連日のしつこい雨。所詮「梅雨明け」なんてものは人間の決めているものなのだよな、などと思う。 仕事は順調に進んだが、肝心なところで機械が壊れて、うんともすんともいわなくなった。機械をつかわない方法でなんとか終わらせて…

2022/07/15

今朝は昨日ほどには苦しまず、仕事の準備をすませて家を出た。雨だった。 現場へ着くと、いつもの好々爺は出てこず、息子が出てきた。追加の作業もあったし、雨もひどかったので、来月の作業でも構わないよ、と言われたので迷わず帰った。いや、厳密に言えば…

2022/07/14

仕事は無事に終えた。 朝は台所に座り込んで動けなくなる場面もあったが、なんとか現場へ。 雨の中で働いているうちに、すこしだけ気が晴れてきたように思う瞬間があった。 その瞬間の感覚を今ここに至るまで、細く長く、ひきずるように保っている。 明日の…

2022/07/13

今日も仕事以外なにもしていない。明日の準備すらせずに、ただじっと横になって動画を見て過ごした。あっという間に夜。雨が冷たかった。

2022/07/12

今日もなんとか無事に仕事をすませた。 行きの車中では、これからどうして生きていくことができるだろう、などと思う。 修行中の頃に何年も一緒に働いた昔の仲間と、数年ぶりに現場をともにした。 楽しかったという思いのないでもないが、ただそれだけである…

2022/07/11

今日もなんとか無事に仕事だけは終わらせた。 まだまだ休養が必要だ。 不意にこぼれそうになる「死にたい」という言葉。ぐいっと呑み込む。 選挙の結果にも、その後のいろいろの動きにもすっかり辟易した。 やはり文学以外の情報はなにも入れたくない。

2022/07/10

従兄の四十九日の法要。 心身ともに疲弊しているので、日記はまた後日、あらためて書けたら書く。 いまは少しずつ本を読むので精一杯。 まだ夕方だが、寝る前の薬まで飲んで、もう床に入る。 おともは漱石の短編集。

2022/07/09

早起きに成功。昨日は仕事も早めに片づいたのでのんびり過ごした。ただ、本は読めなかったので、だらだらと動画を眺めて時間を潰してしまったことが少し残念。 昨日は随分とパトカーを多く見かけた。ある事件が起きていた。ここには書かないが。 SNS上のパニ…

2022/07/08

今朝はなんとか目覚ましよりはやく蒲団から出られた。これだけで気持ちが全然ちがう。昨日は時間ぎりぎりまで起きることができず、一日を自責感からはじめることになったが、今日はちがう。このまま、一日を前向きにすごし、鬱を葬り去るつもりでいる。 お会…

2022/07/07

今日も若干の寝坊。けれど昨夜は本を読めた。木曜なので体は疲れているけど、精神面は昨日ほど塞いではいない。なんとか対処できているように思う。 昨夜読んだのは、よなかくんの『ぼくのあお5』という日記本。泣いたり、悩んだり、怒ったり、ちいさな喜び…

2022/07/06

起きられない。昨夜は心身の疲れをとろうと早く眠ったのだが、中途覚醒もあったし、朝起きるのがやたらしんどい。どうも鬱かもしれない。 昨日は一日体が重く、気圧の変化のせいかな、と思いながらなんとか仕事だけこなした。他のことに手が回らない。故障し…

2022/07/05

昨日はめずらしく朝起きることができなかった。寝坊した。しかも外はなかなかの雨。休みにしてしまおうかという怠惰な考えがよぎったが、振り替えられる日などないので、急いで支度して現場へ向かった。雨はじきにやんだ。 曇とはいえ、汗はかく。前日の酒が…

2022/07/04

昨日はプチパリオーナーの本の完成記念、説明会というか、製本に携わった職人さんたちを集めて、完成に至るまでのお話を深くほりさげてうかがうことができた。とても得難い貴重な時間だった。 使用された紙の生産が直後に終了となったり、製版屋さんが廃業直…

2022/07/03 校了

暑すぎる一週間を終えた。その日一日を過ごすことだけに集中する日々だった。金曜にはすこし熱中症にもなりかけたが、なんとか無事にすんだ。夜、いっぱいのアブサンを飲んで、疲れ切った頭で最後の校正をおえた。 「直すべき」ところなどというものは、読む…