木曜荘

ものかきの日記

2022/07/30

今日も雨のような汗をばたばたと落としながら、芝浦で木を剪ってきた。浅草橋の交差点は何度いっても「ん?あ、そうか。まっすぐ行けないのだ」となる。いい加減覚えなさい。

道路の看板には「←本郷」やら「三ノ輪→」など、この頃行きたいと思っているような土地の名がならんで、目に入ってくるとハンドルを切りたくなるが、体力も限界、まっすぐに家に帰って、麦茶を際限なく飲んだ。

風呂に入り、水分を取り続けて、気づけばもう夜である。水分単位で見れば、今日だけでぼくはたぶん三度ほどは循環しているのではないかと思う。朝と今ではまったくの別人なのではないかしら、と。

寝て起きたらまたちがうぼくだろうか。そうなるといい。今日も早く眠ろう。そして明日には、夕方に見送った看板のうちのどこかへ行こう。