木曜荘

ものかきの日記

2022/07/21

久々に「良い仕事をした」と感じた。そういう考えはのびしろをみずから奪うようであまり好きではないので、戒めるようにしているけれど、まあそう思ってしまったものは仕方ない。「ま、もっと良くなるけどね」と付け加えて知らん顔しておいた。

現場をあがってもあちこちに用事があり、軽トラで走り回った。運転に支障がでないあたりから見ても、やはり鬱は寛解したと思ってよさそうだ。

 

すべてを片づけてから、夕方の町へ。今日は京島の「夜学バー」を訪ねた。先日曳舟のルプチパリジャンでお会いした「ジャッキーさん」といろいろお話をしてきた。

築九十年というお店、その空間には得も言われぬなにかを感じた。美味しい珈琲をいただきながら、出会いというものについて、いろいろと思いを巡らせるゆうべとなった。




世の中には、自分には考えもつかないことを発想し、実現させていく人のあることを改めて思う。「世の中もまぁまぁ面白いものじゃないか」そう思える瞬間は得難く、とてつもなく快い。そういう瞬間のために生きているといっても、もしかすると言い過ぎではないのかもしれない。

自分も自分の道を信じて、楽しく、うきうきと、進んでいきたいものだと思う。