木曜荘

ものかきの日記

2022/07/15

今朝は昨日ほどには苦しまず、仕事の準備をすませて家を出た。雨だった。

現場へ着くと、いつもの好々爺は出てこず、息子が出てきた。追加の作業もあったし、雨もひどかったので、来月の作業でも構わないよ、と言われたので迷わず帰った。いや、厳密に言えば、帰りの車中ですこし迷った。やれるだけやればよかったかもしれない、いやしかしこの雨だ、ろくな仕事にならないだろう、などなど。

家につけばそれらの迷いは消える。メイドインアビスの最新話を観て、それから一期を観かえして、眠ったり覚めたりを繰り返した。

お隣さん(中国人)が手作りの肉まんを持ってきてくれた。できたてで肉汁があふれスパイシーで大変旨かった。たまに唐突にくるおすそわけをぼくはけっこう楽しみにしている。

些細なことが重いストレスにかわってしまう病状の精神構造がゆるくほどけてきたのを感じる。いつもののんびりした自分がすこしずつ戻ってきている。苛々したところでなにも得るものなんてない。とっととのんきな自分に戻るのがいい。

印刷屋さんとのやりとり不足で、『欅』の製本はまだ開始されていなかったらしい。日曜日に改めて会う。そこでやっと開始できそうだ。やれやれだ。もうすっかり『欅』は過去のものになっているのに、なかなか清算が終わらない。

のんびりやる。