木曜荘

ものかきの日記

2022/12/26 志在千里

今日の現場は江戸川区

建設中のマンションにて、植栽のための客土(土の搬入、充填)をしていた。土工、電気工、設備工、などなど、本当にこの世にはあらゆる仕事があり、それに携わっている人々がいるのだなぁと感じた。それらの人の波を縫うようにして、ネコ(一輪車)で土をえっちらほっちら運んでいく。

よくもこれだけの人がいてそれぞれに作業をしながらぶつかったりしないものだなと思いつつ、汗を垂らして走り回る。すでにあらゆる建設物があるため、それらに板をかけたりして橋をわたって越えていく。植木屋はこういう工事現場では一番最後に回されるので、こうしたことには慣れなくてはいけない。

今日やれることがなくなったので、明日の準備のために午後三時ごろには置場にもどる。石楠花が寒風に揺られているのを作業をしながら見ていた。西洋シャクナゲだろうか。特徴的な葉で同定できる。

レーニング前にすこしゲーム。昨日買ってきたもの。のめりこまないようにしなくてはいけない。これを書いたら夕食まで勉強。一日ちょっとずつ、これを呪文のように繰り返している。それから、曹操の詩の一部も。志は千里に在り。この言葉がとてもすきで、唱えるとなんだか勇気が湧いてくるのだ。おまじないのようなものだろう。

老驥伏櫪 志在千里
烈士暮年 壯心不已