作家
呼吸をするほどあたりまえに、自分は作家なのだと思う
「えがく」ことを志向するいきもの
低俗とか高尚とかどうでもいいし
玄人だの素人だのもどうでもいいし
ジャンルとか売れた冊数とか
評価とか栄誉とか知名度とか将来性とか
みんなどうでもいい
えがくこと、ただそれだけを望み、おこなう、いきもの
えがくために生き
生きるためにえがくのだから
作家なのだ
そこに誰かが異をとなえても
関係ないし
他の作家と自分をくらべることも必要ないし
そんなの無意味だ
先生がいつか、「作家の矜持」といって話してくれたことがあったけれど
それはこういうことでもあったろうかと思う
ぼくはこの人生に
木々や花や虫や空や風や以外に
「ともだち」を必要とはしていないけれど
こういうことを話し合える作家の仲間や、作家を理解してくれる仲間たちがいることを
心底さいわいに感じた
昨日、曳舟、ル・プチ・パリジャンにて