木曜荘

ものかきの日記

2023/01/16

雨が冷たかった。アルミの脚立も鋏さえも冷え切った。手がじんじんとかじかむのをこらえて、高木の剪定をつづけていると、そのうちに血が煮えて冷たさを忘れるのはおもしろい。夢中になっている証拠であろう。

帰ってトレーニングを終えて、明日以降の植栽工事の図面とにらめっこ。頭にたたきこんでおきたい。

頭脳の容量に限界のあることがうらめしい今日このごろ。博覧強記という人が実際にいることは目の当たりにしているし、とても憧れているが、訓練でたどり着けるものなのだろうか。それはもって生まれた才能、といってしまえば自分を慰めるのに都合はいいが。諦めずに、忘れるそばから何度も何度も詰め込んで、文字通り血肉となるまでそれをつづければ、あるいは。くりかえし学習あるのみ、か。

ということで今夜もすこしでも勉強を。風呂と夕食ですっかりあたたまってしまったので、どれだけやれるかわからないが。