木曜荘

ものかきの日記

2023/02/18

朝の月が綺麗だった。糸でできているような、猫の爪のような細い細い月。

写真には映せなかった。

夜と朝のあわいのなかをひとりで冷気に震えながら歩いていた。煙草をふかして。仕事前。

現場は東陽町、植栽工事初日。客土といって、外から土を搬入して植栽帯に充填していく。今日は2トントラック4台分を流した。8㎥。

これだけでだいぶ「人の住むところ」に似てくる。まだまだこれから。月曜からまた忙しくなる。

仕事ではなく、人間関係ですこしミス。言葉が足りなかったという後悔は、もっともいやなもののうちのひとつだな、と思う。口は災いのもと、なんていう言葉もあるが、口は使い方次第で幸福をもたらすとぼくは信じている。なので、ひとしきり反省してからは気持ちを切り替えた。この考えは、きっと間違ってはいないと信じているから。

中原中也賞の発表があった。若い女性が受賞していた。おめでとう、と思った。ぼくはそういう賞とかとは関係のないところで、ただただ書いていけたらと思う。

今週はすこし疲れた。ゆっくり休んでまた元気な月曜を迎えたい。