木曜荘

ものかきの日記

2023/03/21

今日は休日。

明日は現場に直行なのだが、ヘルメットが見当たらないので、朝いつもどおり置場へ。探せどもいっこうに見つからない。現場に置いてきてしまったようだ。そういえば慌ただしい仕事じまいだったのを思い出す。慌てるのはよくない。

せっかく車を出したので、その足で以前から気になっていた植栽現場へ向かう。高木は一本だけ枯れていた。根がうまく活着しなかったのか…霜にやられたかな。シラカシはそんなに移植が容易なわけではないようだ。

隣のナナミノキも心配していたが、新芽が出ているところをみるとどうやら無事か。あとは晩霜を乗り越えられれば、といった具合だろう。

植栽工事には「カレホ」といって枯木の場合の保証が一年つく。なのでこれはのちほど植え替えということになる。大きな木を植えるということは、そういうリスクを上げることになるのだが、流行りは当分続くのだろうな…。小さい木を植えるほうが色々とよいことが多いし、新築ならなおのこと、大きくなっていく過程を楽しめるのじゃないかなと思うが、景観ひとつに焦点をしぼれば、まあそうなるかなという感じだ。

帰ってからはのんびり過ごした。自作『欅』を読み返したり、『蕾』の原稿を読み直したり。製本も大詰めまで来ているらしい。どんな本が生まれるのか、本当に楽しみだ。