木曜荘

ものかきの日記

2022/05/13

車検で三日間仕事ができないのはきつい、と思っていたけれど、予報では雨が続くらしく、罪悪感のすこし安らぐような気がしている。どのみち休みになっていたかなと。

 

昨日は、新しく墓をつくる区画に植わった八本の樒を移植した。当初は抜根の予定だったが、住職の意向ですべて移植になった。作業がまったく変わるのだけれど、抜根も移植も大差ないと考える人は多い。ぜんぜんちがう。朝は朝で、取引先の遅刻のために開始がおくれ、相棒はすこし苛立っていた。無理もない。結局一日、移植と既存のブロックの斫りに費やした。来週から丁張り、掘削をはじめる。

開始から難関だったけれど、こういう現場のほうが気を張るというもので、結果はよいほうに転がることが多いような気もする。最初から順調に進む現場ほど、あとで難関が待っていたりする、これはぼくの経験則というよりジンクスのようなもの。意外とあたる。

 

今日は昼前に軽トラを車検に出しに行く。それまでの時間を使って、最後の印刷をする。誤字脱字のほんとうの最終チェック。それが済めば、もう手放す。表紙に作品をお借りするお話も昨日できたし、ご快諾をいただいた。いよいよ大詰めといった感じ。あとはこの車検連休中に、印刷屋さんと話を進められればよい。楽しみだ。

 

日記はもうほとんど読まれていないけれど、いつかなにかの役に立つだろうと思うので、これからもほそぼそと書いていこうと思っている。自分のために。