木曜荘

ものかきの日記

2022/09/12

昨日のこと

朝はいつもどおりに起きる。まだまだ寝れたのだが、習慣ですっかり覚めてしまった。近所の寝ているうちは外で作業するのも憚られたので、しばらくぼんやり過ごす。

もういいかなという頃合いに外へ出て、洗車やら、道具の手入れやらをしていた。そのうちに妻が起きてきたので、千住の眼科へ。このごろ視力の衰えを感じていたので、検査をしてコンタクトの度を合わせた。左ばかりぐっと悪くなったらしい。今度でいいからという前置きのうえで、近眼のひどく四十前ということもあるから、緑内障の検査をしておいたほうがいいと助言のような脅しのようなことを言われた。

それからさくっと昼食をとってプチパリへ遊びに行こうと思ったが、千住大橋はどの店も家族連れで混雑していたので、店の多い北千住まで歩いていったが、なんのことはない、店の多いぶん人も多い、こちらもどこも混雑していた。妻が穴場のようなところを教えてくれたので、そこでオムライスなど食べた。男一人では入れないような、ファンシーと言うのか、可愛らしいつくりのお店であった。

腹ができたので妻とはそこで別れて、曳舟へ。鉛筆画の展示の初日であった。電車を降りるとホームで知り合いの画家を見かけたが、目的地は一緒だろうと思い、声はかけなかったが、結局会わなかった。挨拶しておけばよかったと思った。

鉛筆画は見事なものばかりだった。美しく深い黒に魅了された。B2の鉛筆を使っているらしい。モチイフもどれもとてもよかった。そうした絵を眺めながら一杯呑めるのはなんとも珍しい快楽だと思うが、最近は酒を呑みすぎているなと反省もした。

朝が早かったこともあってか、すこし疲れて帰宅。夕食をとるとそのまま少しのあいだ眠ってしまった。

そうした一日でも、ちょっと隙間ができると仕事についての考えがすぐに頭を占めた。明確な答えはまだ出ないけれど、とりあえず方向性は定まってきたので、この悩みともそろそろお別れできるのではあるまいかと思ってはいるが、どうなることやら。

今日からまた一週間がはじまる。ほとんどが例の会社の手伝い。答えを出すに足る何かをつかめるといい。