木曜荘

ものかきの日記

2022/12/24

クリスマスイヴは蒲田で植栽の現場。一応「工事現場」なので、元請けとともに新規入場の手続きなど行う。懐かしい。こんなの何年ぶりだろう。

いちごの木に花が咲いていた。可憐だな。ドウダンツツジも似たような花をつけるが、ぼくはこういった下向きの花がけっこう好きだ。

むき出しのコンクリートの植栽帯に、ふかふかの黒土を充填してから、苗を配る。中木5本、低木151株、下草類80ポットほどを植えた。シマトネリコやサワラなどのなじみのあるものから、はじめて聞くような樹種もたくさんあり、勉強になった。「ディアネラ・ワイイーナ」なんて覚えられる気がしない(笑)。マラソン選手っぽい名前だなと言って仲間と笑っていた。

シマトネリコやカポックを植えたが、これらはどんどん大きくなる木だ。流行ってはいるけれど、そのぶん伐採も多くしてきた。思っている以上に大きくなるので、庭ではもてあましてしまうのだろう。今日植えた木々がそうならないことを祈る。写真はシマトネリコ

蒲田のあたりに行くことがあれば見てみてください。大森町から梅屋敷の一駅ぶん高架下を歩けば、あらゆる樹種が植わっています。誰に見られるものでもないこれらの街路樹も、それぞれに花を咲かせたり、虫を誘ったり、彩りを与えてくれているものです。きれいだなと思う人がいてくれれば、植木屋冥利に尽きるというものです。

帰宅して夕食をとるとすぐに眠ってしまった。この頃は睡眠薬を飲む前から眠くなる。これはいいことだと思っている。(なのでこの記事はいま、日曜の朝に書いた。いつも読んでくださるみなさんには時間がずれてしまったので読まれないかもしれないが、一応書いておく。)

土は重いし寒いし鳩のフンを落とされたし、だけど楽しい一日だった。一週間遠い現場が多く、疲れも溜まっていたのでレモンサワーを一本とナッツで晩酌。ナッツは無心でポリポリ食べられる。最近はまっている。

日曜はいろいろやる予定。物理的にも精神的にも、大掃除をすすめていかないとですね。