木曜荘

ものかきの日記

2022/06/30

昨日は熱中症の一歩かニ歩ほど手前までいった。日向で作業しているあいだは気をつけていたのだけど、日陰にはいるとすこし楽にもなるので、油断したようで、症状がすこしだけでた。すぐに気づいて休憩をはさんだのでなんとかなった。今日は昨日より予想最高気温が高い、日陰でも気をつけるようにしたい。

ここのところ正体不明の寂しさに乗っ取られている。鬱症状とはちがう。なんだろう、いまだによくわからない。とにかくなぜだか寂しくなるときがあって、胸がくるしくなる。これも書くことができればあるいは消化することができるのかもしれないけれど、いまのところその尻尾すらつかめない。おかげで昨夜は寝苦しかった。

ぬるい悪夢をみて、四時にいちど目が覚める。二度寝してすっかり朝寝坊をしてしまった。太陽にすっかり体力を奪われているのだと改めて感じる。

他人と自分をくらべることの愚かしさは、もうこの半生でいやっていうほど味わってきたし、あまり意味のあるものではないとわかっているつもり、だけども案外そこからくる寂しさであるかもしれない。つまりぼく自身の問題。このごろいろんな新しい人の人生の一端にふれることが多くあったから、そういうところからきているのかもしれないね。もしかしたら、だけど。書いてて思った。

あとは単純に会いたい人に会えない寂しさも募っているのかもしれない。先生の体の具合はまだよろしくないようで、なかなかお会いする機会に恵まれない。せめて『欅』ができあがればお送りすることができるけれど、それだって読んでもらえるかどうかわからない。ただでさえ大変なところへ、この暑さだ。無理だけはせずに過ごしていてほしいとつよく願う。反面、またお茶をしながらいろいろ話をしたい、というこれが本音。

 

感傷を楽しんでいるわけではないけれど、仕方ないとも思っている。埋められない寂しさをかかえて今日もなんとか暑さと戦う。今日の現場は年に二回も行っているので、慣れているし、そう大変でもない。問題は気温と太陽光線だ。耐え忍ぶ、では持ちこたえられるわけもない、戦う、を選ばなくてはいけない。

行ってきます。