木曜荘

ものかきの日記

2022/12/05

冷たい雨の降るなかでの作業はずっしりと疲れる。刈草や落葉は雨を含んで重くなり、手が、機械が、すっかり冷えて、顔を濡らす雨水もうっとうしい。

帰って風呂に入ると、体がほどける。いかにこわばっていたかがわかる。風呂のなかでかたい蛹からぬるりと出ていくような感覚をおぼえる。

オオゴマダラの蛹(脱け殻)

 

レーニングを軽くすませて、二階にあがる。昨日の休みにいろいろと整理をしたおかげで、書斎から「個人事業主」に属するほとんどすべてのものが消えた。残ったのは職人のものと、文筆のものだけになった。やっと軽くなった。この選択は間違いではないと今は思う。たとえこの先どう転んでも、いまのこの感情は大切にしたいと思う。

昨日今日で、一回目の過去問を終わらせて、三十三問中、八問正解。まだ勉強をする前なのでこんなものだろうと思う。出題の幅を知らなくては勉強のしようもないので、まず過去問をやった。これからテキストを読んでいき、またところどころで過去問を解く。そのくりかえしをする予定。試験は七月。なんとしてもとりたいと思う。

けれどそれ以前に、新しい知識を学ぶことが楽しくてしかたない。このまま、楽しいまま試験を迎えられるといい。