木曜荘

ものかきの日記

2022/12/11

今日は休日。朝、いつもどおりに起きるが、日曜だと気づき、すこしだけ二度寝を味わう。二度寝ってなぜこうも気持ちよく贅沢なきもちになるのでせうね…。

起きてからは勉強。今日は過去問をメインに進めた。まだまだわからないことだらけ。なにがわからないのかがわかりつつある、そんな感じ。

頭が破裂する前に、気分転換に一時間ほど歩く。作業のための合羽やら長靴やらを買いに。

作業服屋さんも十年前とは本当に様変わりしたなあと思う。客層を広げないとやっていけないのだろうけど、最近では一般客が本当に増えていると思う。別にいいのだけど、それに押されて地下足袋の種類が減ったり、植木屋の履く乗馬ズボンが店頭から消えたり、いろいろの余波はうけているので、すこし困っている。ネットで買えるけどね。作業着をじかに見て買えないのは地味につらい。

歩いていても、樹木医試験に関することばかり考えている。樹の同定はそんなに得意でもないので、街路樹や公園の樹木を眺めることが増えた。答え合わせの樹名板があることは少ないので、ネットで調べるのだが、精度はいまいち。

↓これは多分、アキニレ。樹皮がうろこのようだし、葉も小さかった。歩いていると様々な形の落葉が見られて楽しい。冬だなと思う。プラタナスや、ユリノキケヤキなど。落葉ってなんだか好きなんだよな、昔から。今ではもう落ち葉焚きもできるところが少なくなって寂しいですね。

寄り道をいろいろしたので、結局四時間ほど歩いて帰宅。また過去問を始める。進めていくうちにとんでもない問題にたどりついたので、思わず撮った。

例えばツキノワグマの樹皮剥がしとか、そういう(樹木との関わりのなかでの)動物の登場には慣れてきたところだけど、これに関しては完全に算数では?と思って笑ってしまった。樹木医の要素まったくないじゃない…。令和元年の試験はこういう設問が多くて「殺しに来てるな」とひとりぼやいてしまった。そういう年があるのはたやすく想像できるし、自分がそれにあたるかもしれないと考えるとため息が出た。ただやっぱり、どんな試験でも当たり年はずれ年はあるよね。それも含めて対策を練っていかないといけない。

夕食を食べて、過去問を閉じて、これからゆっくり読書して眠る。雨伽詩音さんの折本。自宅で印刷して折れば本になる。これで何冊目だろうか。詩音さんの創作意欲には本当に脱帽。常にご自分と向き合って筆をふるっておられる。尊敬する作家さんの一人だ。

表紙もいい。ゆっくり楽しむ。