木曜荘

ものかきの日記

2022/06/09

昨日は早めに仕事が片づいたので、午後はゆっくり体を休めた。ついつい色々食べてしまって、減量も一日休みとなってしまった。四十前、体は痩せづらく太りやすくなっている。気をつけないといけない。一日外にいればほとんど食べなくても平気でいられるのに、家にいると食べてしまうのはどうしてなんだろうか…。自分七不思議のひとつである。

夕方少し寝て、事務を片づけ、最後の校正。PCがうんともすんとも動かなくなったりしてつらい。作業用のPCの新調を考えるのはさらにつらい。ポンコツPCで詞華集をつくるか、詞華集が遅れてでもPCを新調するか、また悩みが増えた。が、とりあえず最後の誤字脱字を修正した。最後の章は、納得のいく出来にはなっていないが、直して良くなる気もしない。データを渡すのは日曜。まだすこしだけ時間があるので、徹底的に悩みたい。

 

夜には、徳冨蘆花の『不如帰』を読みはじめた。ながらく放置していたうちの一冊。ふじょきと読むらしいが、ほととぎすと呼んでいる人ばかりではないだろうか。いまのところ、おもしろい。いちいち区切りのあるところが新聞小説のいいところかなと思う、読みやすくなる。ただ、連載のために冗長になる部分もあるような気はしているが、実際はどうなんだろう。

とりあえず『欅』が手からはなれるので、読書ができるようになってきたのはうれしい。ためこんだ本を一冊ずつ読んでいくのはとても楽しいこと。ただぼくは読むのがとても遅い。おまけにこれから繁忙期なので、読むものは選んでいかないといけない。

 

今日も小雨が降っている、雨は草刈の天敵だけど、この時季はわがままを言っていられない。予備日などもうとっくに空いていないし、なにが降っても予定通りやるしかないのだ。すべては本づくりという道楽のためなので、がんばって稼ぐ。ほんと最近はそれしか考えてないので、日記にも毎日おなじこと書いていて苦笑。とにかく雌伏のときというか、ひたすら稼いで節約することしか考えていない。

本づくりは楽しい。一人でやっても、大好きな作家さんたちとやっても。一生ではとても足りないくらいだ。