木曜荘

ものかきの日記

2022/08/24

「いつでもいい」と言われると、なかなかやらないものだ。いつでもいいので、今日である必要はない、今日やらないと、ずっとやらない気がする。なぜなら明日も今日だからだ。

そんな現場がひとつあって、行けば小一時間で終わるものを、ずっと先延ばしにしている。昨日も昼には一件目が終わったのに、行かずにずっと家にこもっていた。それで心身の疲れはとれたかというと、まだあやしい。よく食べてよく眠ってみたが、なかなか抜け出せないでいる。

今日は作業開始が十時半指定なので、ゆっくり二度寝した。遅くからはじまるのはなんだか苦手だ。早いぶんにはいくら早くてもいいが。

 

『蕾』のための一作目、第二稿をどうやら書き終えて、すこしはましになったように思う。またすこし寝かせる。その間に、二作目の第二稿にとりかかる。書くことは楽しい。書けないあいだも含めて。うんうん唸りながら苦しむことも含めて楽しいと思えるのは、やはり書くこと以外にはない。自分には本当にこれしかないのだと思う。

 

仕事の悩みはまだ消えていない。ひとつずつ思考をすすめてはいるけれど、なかなか解決にはいたらない。こういうときは行動のほうが役に立つことが多い気もする。考えることも大切だけど。不惑をまえにしてこんなに惑うことになるとは思わなかった。いいと思うところにおちつけるようにしたい。