木曜荘

ものかきの日記

2022/10/22

気持ちの沈みそうになることが続いた。けれど大丈夫。まだ平気。一大事というものは、そうそうやってこない。大抵のことは後日冗談の種になる。

誰かが言っていた。所詮この世は冗談に過ぎない。そうかもしれない。そうと言えなくもない。嘘みたいな現実を毎日目にし耳にしている。だから大丈夫だろう。

今日もひとつの大きな現場を終えた。すっきりする。ひとつずつ片付いていく感じは好きだ。日曜日は樹木葬の工事再開。月曜からはひとりで庭をまわる。今日まで賑やかに大人数で動いていたのですこし寂しくなる。

休みがしばらくないので、それでも一週間を終えたという区切りをつけたくて、久しぶりにアブサンを家で飲む。酒が区切りの役を果たすのか、すこし疑問ではあるが。まぁ気分だけは味わえたかな。本当は外で呑みたいところだけど、金もあまりないし、これでよかったのだと思う。

年末に向けて、あれやこれやと忙しくなってきた。同時に廃業と移籍について考えているが、年内に答えをだせるのだろうか。また、出したほうがいいのだろうか。まだまだ考える余地は多いのだが、時間ばかりはどんどん進んでいく。あわてて決めることでもないだろうけれど、好機は逃したくない。むつかしいものだ。