木曜荘

ものかきの日記

2022/10/26

今日は樹木葬。昨日庭で働きながら「あ、明日のお客さんそういえば急ぎじゃなかった」と気づいて連絡してみたら一週間ずらせた。ので、急遽お手伝いに参加。

まとまった日程がとれないこと、そもそも日程が少なすぎること、地盤が水はけ最悪で池になっていたこと、設計図にミスがあったこと…。条件はさんざんな現場だが、今日も相棒と頑張ってかなり捗った。疲れたが気分はいい。

池の写真は撮らなかったが、上のは埋め戻したあとのぬかるみ状態…歩くと巨人のお腹の上のようにぼよんぼよんと土が踊る。

ぬかるみの水を排してコンクリを打って、なんやかんやしたあとに、大きな御影石を建て込んで組み立てる。永代供養のためのスペースになる。こんな感じ。雨がいやなので上に板をわたしてあるが、ここにはあとで五輪塔が建つ。御影の外柵はすました顔で立っているが、太い腕のぼくらが二人がかりでもちあげて据えていくもの…本当に重い。見た目にはわからないよね。重すぎる。

 

昼休みにふたりで色々話す。主に今後のぼくの進退について。そこそこ考えも固まってきたので、いよいよ社長とじっくり話してみようかと思う。どうなることやら。

ただ、ライバルのいる環境、挑戦しなくてはいけない環境というのは、ぼくに合っていると思うし、四年間のんびりやってきた経験は他に代えがたいものではあるけれど、四年やってみてそのあたりに気づけたということもある。収入は減るが、税理士やら労災やらの大きな支出も減るので、なんとか食べていくことはできると思うが…。

まぁだめだったらまたそのとき考えればいいのではないか。とりあえず進んでみるのもいいと思うようになってきた。環境はある程度の変化がなければ、水のようにくさってしまうものなのかもしれない。すくなくともぼくにとっては。

今日か明日にでも、覚悟ができたら社長に連絡してみよう。