2023/03/19
休日。朝に少し仕事をして、道具を干すなどした。
すこしだけ昼寝をして、午後からはプチパリへ。
ぼくの私淑している先生と、4年ぶりにお会いすることができた。当然、時間はどれだけあったって足りない。ずっとお話をうかがっていたかったし、ぼくも話したいことは文字通り山程あった。けれど対話をできることの幸せを噛みしめるには、充分な時間であったし、とても濃密な午後になった。
先生の明晰な頭脳は健在であったし、その落ち着きや話し方も以前と変わらず、心底ほっと安心し、癒やされるような心地がした。ここには細かく書かないでおくけれど、書けば何千字でも足りないだろう。
『蕾』の話も何度かでた。製本作家さんがいまちょうど縫ってくれているところだ。こんなポンコツのぼくからの依頼をこなしてくれていて、感謝しかない。さぞご迷惑をかけていることと思う。
本ができ、皆さんにお渡しできることを、とても楽しみにしている。ぼくの趣味全開の一冊になるだろうから、好き嫌いもはげしく出そうだ。いまからご批判をいただく準備はできている。
いやしかし、好きな人と好きな話をできる時間というものは、やはり人生において最も美しく、安らかで、貴重な、宝石のような時間だと感じる。これで明日からも工事を頑張れるというものだ。3冊目のことを考えながら、ね。