木曜荘

ものかきの日記

2023/04/10

今日は習志野でひたすら芝を剥ぐ仕事。

ゴルフ練習場の野芝。現場調査をしたときには生えていなかった草が繁茂していて、予想よりすこし手間がかかった。

土から芝を引き剥がし、ユンボの排土板をつかって集積していく。

空は快晴でホーホケキョと声がする、長閑な現場で気持ちが良かった。いざ仕事が始まれば、機械や重機の音でなにも聞こえないし、強風が刈草をまきあげて目もろくに開けられなかったが。

現場を任されることが最近増えてきたが、これがなかなかおもしろい。人に指示を出すような人間ではないという思いは今もまだあるけれど、段取りを組んでそのとおりに仕事をすすめるということが好きなのだろう。いくつもパターンを準備をして、それを裏切られるのもまたおもしろいのだ。刺激的なのだろう、きっと。

会社のいまの流れ的に、ゆるゆるとそういった現場が増えていくのではないかと思っている。

帰って整骨院へ。今回施術してくれた人はとても上手だった。肘はまだ違和感も残っているが、腰はすっかり軽くなってしまった。ツボというのか、経絡というのか、そこを押されたときに、つま先のほうへ何かが流れていくような感覚をおぼえた。気のせいかもしれないが。これで明日もまた頑張れそうだ。

 

次の詞華集の案が、そろそろ形になってきている。

副題は「花束」なんてどうかな。いろいろな場面が浮かぶと思う。ぼくはいまのところ浮かばないけれど。なんというか、今回『蕾』を実際に手にしてみたときに「これはまるで花束だな」と感じた。だったら今度はそれを題材にしてみたらどうなるだろうと思ったのだ。

さらに、短歌を集めてみようかなとも思う。より花束に似ていくのではないかしら。もちろんこれはいわゆる「縛り」ではないので、あいかわらず自由に書いてもらいたいが第一。こういうことを考えている時間は本当に幸せだ。

でもその前に、いや別に前である必要はないのだけど、ぼく自身の三冊目も書きたい思いがある。こちらは蓮がモチイフになりそう。まだわからないけれど。

さて、今夜も先生からご依頼いただいたものについて、あれこれ考えながら眠るとしよう。書きたいものがたくさんある。言葉が追いつかない。