木曜荘

ものかきの日記

『欅』感想その三

この週末にご著書拝読いたしました。本は出会うものと常々思っていますが、『楠』も『欅』も私にとってそういう作品になりました。

何と言えばよいのか、自分の中にまだ知らない感覚がある、そういう体験でした。“風景画”という言葉も出てきましたが、淡く、でもくっきりと不思議な色彩を見る、頭の理解ではなく、もっと身体的な読書体験でした。

本当に出会えたことが幸せな作品でした。

(Aさん 『楠』『欅』に寄せていただいた感想 抜粋)

 

なんともありがたいお言葉を賜りました。本は出会うもの、とは素敵な言葉ですね。ぼくも同じような考えです。

「体験」としての感想と言うものはなにかとても嬉しいものです。ぼくの言葉で、なにかを「体験」していただけるなんていうのは、本当に作者冥利に尽きるの一言です。今後も楽しみと仰言っていただけたので、励んでいこうと思っています。

 

先日おじゃましてきた「ダチュラフェスティバル」においても、購入前に立ち読みした段階で、「匂いの描写の場面で、本当に匂いが感じとれた」というお言葉を頂きましたが、これも似たようなものであるかもしれません。その方は一冊買っていってくださいましたが、喜びのあまりご連絡先などを伺うのを失念しておりました。どこかから感想を届けてくれる透明の伝書鳩はいないものでしょうか。

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今後も感想が集まり次第、ここで紹介させていただきます。

(私信は基本的に胸にしまって公開はしませんが、許可をいただけた場合、上のように抜粋して紹介させていただきますので、よろしくお願いいたします。)