木曜荘

ものかきの日記

2023/01/01

あけましておめでとうございます。

と、直接言う相手もなく、ぬらりとはじまった元日。なんていうことはない、いつもどおりの朝だ。けれどなぜだろう、元日というのは不思議なものだ。なんだかなにかが新しくなったような気がして、朝からすこしだけ気分がよいのだった。

作業着に着替えて、ベランダをブラシでごしごし洗い、そのあとにトップコートを塗る。すっかり古くなってしまっていた。もっと早くやるべきだったのだろうけれど、なかなか手をつけられなかった。これで雨漏りが止まるといいのだが。

すっかり綺麗になって楽しくなったので、洗車のあとワックスをかけていなかったのでそれをやったり、あれこれする。

あっという間に暇になってしまった。午前。仕事がなくひとりで過ごす時間は侘びしい。孤独とかいうのではない。ただ侘びしい気がする。

退屈さが食へ向く。悪い流れだ。これで毎年正月に太る。ちょっと食べては寝転がり、また起きてもそもそ食べる。繰り返す。だめだだめだ、といちいち思うのもいやだ。

それでもなんとか、勉強の読書だけは進められたので、なんとか、ぎりぎり、よしとするか。

会社に慣れること、樹木医の一次を突破すること、詞華集『蕾』を上梓すること、以上がぼくの今年の望み。ちいさなものは他にいくつもあるけれど、まずはこの三つに全身全霊むきあいたい。元日に「やるぞ」という気持ちを持てているだけで十分じゃないだろうか。多少食べすぎたって、汗かいて働いていればすぐに取り戻せるのだし。

 

ということで、こんな感じで今年も呑気に進んでいきます。皆様よろしくお願いいたします。